このページでは、「腰痛」(ようつう)のことについて詳しく綴っていこうと思います。


日本人の9割以上が人生で一度は経験する、国民病といっても過言ではないほど浸透している腰痛ですが、その詳しいところとは?

腰痛とは?正式名称は?

最初にざっくりと「腰痛とは?」というテーマから入ります。
腰痛とは文字通り「腰が痛くなった」状態を指します。
正式名称は「腰痛症」とされています。まぁ、「症」が付いただけなんですが(笑)
正式名称は使う機会はそうそうないです(笑)だからあまり覚えなくても良いと思います。

英語では腰痛は「Lumbago」、「腰が痛いは」「Get a backache」と言うそうです。これは何かの時に使えそうなので覚えておきたいですね。急に腰が痛くなって助けを求める時はこの言葉を使いましょう。

Please help me because my back hurts

「腰が痛いので、助けてください」

あなたはどのタイプ?腰痛の種類とは?

腰痛は、痛みの出方や年齢などでいくつかのタイプに分かれます。
症状の数で、多いタイプ分けてみたいと思います。

「しびれ」が出る腰痛パターン

「しびれ」は慢性的(長年も続く症状のこと)な腰痛に伴うことが多い症状です。
手先までしびれているという方がいますが、足の場合も同じようにずっとじびれっぱなしで悩んでいる方がいるのです。
しびれが出る場合は、「神経」を何かが邪魔していることが考えられます。神経を邪魔するから流れが悪くなりしびれる、というわけですね。長時間正座をしていて足がしびれる現象と同じ。代表的な症状は、「腰椎椎間板ヘルニア」です。

歩くと痛みが増し、休むと軽減する腰痛タイプ

比較的高齢の方に多いのがこのタイプ。長時間歩行すると痛みが増しだし、少し休むと痛みが軽減します。このタイプは「腰部脊柱管狭窄症」という症状に多いです。
病院では、脊柱管や血管を広くするお薬を処方されるそうです。

急な激痛で立てなくなるほどの腰痛タイプ

いわゆる「ぎっくり腰」と呼ばれるタイプがこれで、「急性腰痛症」や「腰椎捻挫」と呼ばれることもあります。ぎっくり腰に関しては、別のページに詳しく書かせていただいたのでここでは割愛させていただきます。

腰痛の原因とは?

腰痛と言っても症状の出方でいくつかのタイプに分けられることはお分かりいただけたでしょうか?では、腰痛って一体、どんな原因で引き起こされるのでしょうか?
腰痛の原因を探っていきましょう。

残念ながら…完全に分かっていない腰痛の原因

「人体はブラックボックスである」という言葉もありますが、人間の身体ってまだ完全に分かり切っていないのです。
同じように、腰痛の原因ってまだまだ完全には解明されていないんです…
どんなメカニズムでなるのかが完全に究明されていないので、どんな対処をすればよいのかの模範解答ってないんです…
ただ、現実に腰痛が改善している人がいるわけです。ということは治療アプローチのどれかが原因に当たったか、もしくは原因が一つではなく複数あるか。
今現在言われている腰痛の原因をまとめてみました。

骨盤の傾き

整体などで良く言われているのは「骨盤の歪み・傾き」です。
骨盤の位置に左右差があり、傾きが神経を刺激して腰の痛みを引き起こす説です。

内臓の不調からの腰痛

身体の仕組み、骨格や内臓の位置を見ると腰の奥に内臓があるんですが、内臓の不調も腰痛の原因になることが考えられます。
内臓の不調と言うのは一つは「疲れ」など、もう一つは「病気」の類です。
緊急度は後者の「病気の類」の腰痛です。もし「痛みが全く引かない」「刺すような痛み」の場合は病院に行って診察されることをおすすめします。

「脳」の問題?

最近の研究によると、腰痛は「脳の勘違い」である可能性が高くなってきたというのです。
テレビの健康番組でも特集されたのでご覧になった方も多いかもしれません。
脳は実に細かく、役割によって部位が分かれていますが、痛みを感じる部位が勘違いを起こすことによって腰痛が発生するメカニズムが徐々に明らかになってきました。
特に長引く腰痛を改善するには、腰痛に対する恐怖心を克服することが大切で、恐怖心を取り除く目的の治療が、大きな成果を挙げているようです。

血流の問題

最新科学で腰痛と脳の関係が徐々に明らかになり、腰痛に対する恐怖心を取り除くことが大切だと分かってきましたが、そのためには「十分に血流が良い筋肉」が必要です。
私は、腰痛の原因の一番は「全身の血流が悪くなるから」と考えています。

腰の筋肉、ではないですよ。全身の筋肉の血流が悪くなるから、結果として腰の筋肉に痛み物質が溜まったということです。従って痛み物質を取り除くために血流を良くすればよいのですね。
血流を十分に良くして、痛みのない身体を脳に記憶することで腰痛は改善できます!

自宅で出来る!腰痛対策

ここから、自宅で出来る腰痛対策をいくつかご紹介します。
食事、運動の2つからピックアップしてみますね。

食事

食事は、好きなものを食べましょう!と言いたいところなのですが(笑)腰痛に効果のある品目を食べることで身体の中から腰痛対策を行うことができます。

豆は血流の改善に効果があるので、ぜひ意識的に摂ってみてください。朝、納豆を食べる方は引き続き食べ続けていただき、納豆食べないよという人は居酒屋で出てくる枝豆をたくさん食べましょう。

魚も血流改善井大きな効果があります。魚といっても種類は多いのですが、青魚がおすすめ。
コンビニで売っている缶詰も種類が豊富で美味しいですよね。魚を意識的に摂ってみてくださいね。

玉ねぎ

玉ねぎは料理に含まれることが多く、丸かじりする人は少ないかもしれませんが代謝を上げてくれるので腰痛対策に効果があるんです。玉ねぎをうまいこと料理に取り入れてみてください。

水をたくさん飲みましょう

モデルさんは美容のために水をたくさん飲むそうです。3リットルとか4リットルとか。
水を身体に循環させることでダイエットになって肌の色も良くなるのですね。
水を身体中に循環させることは美容だけでなく疲れ物質を体外に流す効果もあります。
疲れ物質は腰痛の原因になりますから、水を十分に飲んで疲れ物質が溜まらないようにしましょう。

運動

ここから運動の方法、ポイントを解説していきます。

腰痛にはストレッチより、ツボを押さえて運動

腰痛にはストレッチを行うのも効果がありますが、それよりも痛む部位(ツボ)を指で押さえて歩いたりしゃがんだり、脚を動かすことをおすすめします。
指で押さえる部位は、痛む部位や張っている部位をご自身で探して押さえていただければ大丈夫です。指で押さえつつ運動して、そのあと指を離してみてください。腰が楽になるのを実感していただけるでしょう。

筋トレ

地球上に重力がある限り、我々は重力に抗いながら生活していることになります。意識するにせよしないにせよ、筋肉に負荷はかかっています。筋肉量が落ちるとおのずと腰への負担が大きくなってしまうので筋トレは積極的に行いましょう。
ポイントは、良く言われることですが腹筋と背筋をバランスよく鍛えましょう。
バランスよく鍛えるためにおすすめは「プランク」という種目です。
名前のように一枚の板のように身体を一直線にしてキープします。このときお尻に力を入れるのがコツです。まずは30秒を目指してトライしましょう。