先日、いつも定期的に治療をさせていただいている方から、
「朝からぎっくり腰になってしまったので治療をしてもらえませんか」
と連絡を受けました。
翌日に大事な会議を控えており遠くまで赴くとのことで、なかなか深刻な状況。
しっかり治療をしなければなりません。
さっそく、東小金井方面まで出張しました。
緊迫感の中、ぎっくり腰治療開始
ご自宅に伺い、さっそく施術に入らさせて頂きます。
痛みの改善が最優先なので、リラクゼーション的な施術は一切不要です!
身体を少しでも曲げると痛みが走る
歩けない、ということではないですが、とにかく痛みがしんどい。
ピンッと姿勢よくしている時は痛みは出ませんが、
少しでも身体を横に傾けると激痛が走る
身体を曲げて戻すときにもふいに痛みが来る
という症状です。
もちろん椅子から立ち上がるときも怖さがあります。これでも朝からはマシになったとのこと。
一秒でも早く治してあげたいです。
どんとこい!ぎっくり腰!
では本格的に施術を始めます。
ぎっくり腰には、脇腹の経絡(けいらく)が効く!
実は先日、私自身が腰の激痛を経験しました(苦笑)
それ以来、ぎっくり腰治療で大切なことがよりクリアに見えてきた気がします。
(あの経験は無駄ではなかったのかも)
今回のケースのように身体を横に傾けたり、捻ると痛みが増す場合は、「脇腹」の経絡(けいらく)の流れを整えるとよいです。
(鍼灸施術の様子)
経絡の流れを良くするように施術した結果、痛みが一気に半分くらいまで減ったようです!
股関節を緩め、可動範囲を広げていく
そのあと、ベッドに仰向けになっていただき、股関節(こかんせつ)を緩めます。
骨をさする手技と、鍼灸を併用します。
ぎっくり腰の際も、股関節を緩めると動かしやすさが一気に上がります。
つまり、「動かせる範囲を広げること=治療」ともいえます。
人によってはくすぐったいと感じる方もいますが、外せない部分。
股関節を緩めたことで、ベッドから起き上がる動き・前にかがむ動作が楽になったようです。
痛みの部位がどんどん上に…腰から上を施術
もとあった痛みが改善しているサインのひとつが、「痛みが移動する」という現象。
まるで、痛みが意思を持って動いているような感覚に遭遇することが少なくありません。
今回も痛みが動いてくれたようです。
肩の方に動いてきたようなので、ここからは「追いかけっこ」みたく痛みを追い込み、バッチリ治すだけ。
肩、そして首に鍼をしながら、足を動かしたりしてもらいます。
【結果】痛みは0まで改善されました
施術後は、身体を動かしても大丈夫。
起き上がる動きも、椅子から立ち上がる動きも恐怖心無く行えるようになりました!
階段の上り下りも行えるようになりました。
これなら翌日の会議にも出席できそうです。
後日談: 会議にも出席できました!
後日を連絡を頂きました。
無事、会議も出席できたそうです!!
この連絡を頂いたときは本当に嬉しかったです!
特に深刻な悩みに対応できた時は、充実感でいっぱい。
これからも一層精進します!
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