テレビでの東洋医学特集~鍼灸(はりきゅう)の可能性は無限大

テレビでの東洋医学特集~鍼灸(はりきゅう)の可能性は無限大

先日、夜に家で焼きそば食べていたらいつも施術をさせていただいている方から「NHK観てます?」と連絡が入りました。

ん?なんだろうとテレビをつけてチャンネルを合わせたら「東洋医学の特集番組」ということで鍼・お灸・ヨガ・漢方が活用されている様子が放送されていました。
内容が良い、しかも2部構成で見応えありそう!

おぉ、これ面白そうじゃんと思いタブレットで観てた怪談を一旦止めて、テレビに集中しました。

 

世界の様々な場面で活用されている鍼とお灸

その番組では実に様々な症状や悩み、そして世界中の様々な国で鍼灸(はりきゅう)が活用されている様子が専門家の解説付きで流れていて、勉強になるものばかりでした。

・戦争で負った傷や精神的なストレスに「耳鍼」(みみばり)が活用されている様子
・「頻尿」の治療として鍼灸のツボを活かした自律神経治療
・「逆子」治療に広く使用されている鍼灸のツボ
・美容分野に活かされている鍼灸治療
・アフリカで「結核」患者の治療に用いられている「お灸」

など本当に広く鍼灸は活用され、人々の役に立ってるんだと実感できました。
番組内ではヨガや漢方も取り上げられていました。そっちも凄く面白かったんですがほぼ詳しくないのが残念でした。いつかそっちも習得できたらと思っています。

 

懐かしかった、「お灸」をひねった思い出

 

番組では鍼はもちろんのこと「お灸」の効果について詳しく知ることができる内容だったように思います。
お灸って、「もぐさ」をひねって火をつけその熱をツボに効かせることで不調を治療するものです。鍼とは症状に効くプロセスが若干違います。

放送されていましたが、「逆子」の治療では三陰交という別名「女三里」と言われるツボに鍼を刺しつつ、「至陰」という足の指先にお灸を据えます。

これで逆子が治るんですね!!

余談ですが、専門学校時代、よく実技の授業で定期的に「お灸のテスト」があって、テストに合格するためにひねってひねって練習したことを思い出しました。
時と場合に応じ「大きさ」を調整するのですが、そこまで指先が器用ではない私はかなり苦労しました(焦)才能なのか何なのか、最初から上手くできちゃう人間を尻目に頑張った思い出があります。

患者さんのご自宅でお灸を使う際は「煙が出ない棒灸」という皮膚から離して使うお灸を使っています。でもこの番組観て、久しぶりにお灸をひねって使ってみたくなりました。

 

アフリカの結核患者に用いられる「足三里」へのお灸

 

番組の中で特に凄いと思ったのが、アフリカの結核患者の治療にお灸が用いられていること。「足三里」という脛のツボへお灸を据えることで症状が改善しているようです。

まさかアフリカで鍼灸治療ってされているとは思わなかったもんで、驚きましたし自らの無知さも感じました…。
「器具もいらない、手間もかからないから」これがアフリカでお灸治療が広まった理由。

なるほど!これが鍼灸治療のメリットなんだと思うんです。大がかりな器具もいらない、薬の準備もなしで、いろんな分野の施術ができる。

番組内で「美容」に関する特集もされていたと先ほど触れましたが、美容鍼灸がインスタ映えする「モダンスタイル」なら、足三里へのお灸は思い切り「クラシックスタイル」なんです。
全然違うカラーだけど、全部含めて「鍼灸」なんだなぁと、感じましたよ。

海外の方が鍼灸の研究は進んでいる

 

研究の分野は全く知りませんが、「海外の方が鍼灸の研究は進んでいる」と学生時代から聞いていました。
研究費用などの違いもあるでしょうが、まだ受けた事がない人へ鍼灸を届けよう、未開拓分野へ鍼灸を広める活動は海外の方が活発です。
様々な学説も海外で発表されていますし、この番組でも海外の人が未開拓の分野に鍼灸を持ち込むことに成功していました。

ということは、日本でもようやく鍼灸が広く普及するのかもしれません。
こういった番組が放送されるということは既に予兆のような気がしますよ。

「自然治癒力を活かし、病を未然に防ぐ」鍼灸が広く認知され活用されて、健康な人が増える世の中になって欲しいです。
これも番組で触れていましたが、西洋薬は「頭が痛かったら頭痛の薬、胃が悪かったら胃の薬」を処方するのに対し東洋医学の漢方は、「頭と胃の不調の根本原因に効く薬」を処方します。

「根本原因を考え改善する」この東洋医学の考え方って、様々な分野に活用できる気がします。
考え方とともに鍼灸治療が広まって欲しいものです。

鍼灸の可能性は無限大。そう思わせてくれる番組でした。

 

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