こんにちは。この記事を書いているのは朝早くです。
今まで早起きとか意識して行ってきていませんでしたが、最近は早く起きることを意識的に行って一日を有意義に過ごしたいなと思っています。
季節的にだんだん寒くなってきました。これから布団が恋しい時期になっていきそうです。
さて、寒い季節は腰や肩の痛み、そして手足の「冷え性」も増してきます。
今日は「肩コリ」「冷え性」に使える有名なツボをご紹介したいと思っています。
女性を悩ます「肩こり」「冷え性」
その前に女性を悩ます症状として特に多い「肩こり」「冷え性」について簡単に触れておこうと思います。
肩こりはその名の通り肩のコリですが、様々なタイプに分けることができます。
・慢性的(長年)な肩の重だるさ
・四十肩、五十肩のような一定期間肩の激痛が起こるタイプ
・夕方になると痛む肩コリ
など人によって違ってきますが男性よりも女性の方が肩こりに悩まされている人口数は多いと言われています。
また「冷え性」も男女ともに悩まされている人はいますが割合はやはり女性の方が多い傾向で、手足の指先が冷えてしまって生活に支障が出るという方もいます。
季節問わずですがこういった寒い時期は一層冷え性も辛く感じます…。
今日ご紹介するツボはそういった女性の悩みに効果の高いツボなのでぜひ参考にしてください!
「合谷」(ごうこく)というツボは万能!
今回は「合谷」(ごうこく)というツボをご紹介します。
様々な書籍やテレビ番組で取り上げられることも多いツボですのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
このツボは後述しますが、首から上の様々な症状や悩みに効果の高い万能ツボなんです!
合谷は手首付近にある
合谷は手首付近に位置するツボです。
(写真が微妙ですみません)
親指と人差し指の付け根部分に存在しています。
ツボの名前ってその位置だったり性質を表すものが多いのですが、合谷も「谷」という漢字がつくように指と指の谷の部分に取ると覚えると記憶に定着しやすいでしょう。
ツボの中ではメジャーな選手?
人体には無数のツボが点在しています。
ツボじゃない部位の方が少ないのでは、と思えるくらいです(笑)
ピザを作ったことはありますか?生地を伸ばした後にフォークでブスブス穴を空けて、空気の逃げ道を作るのですが、そんなイメージです(笑)穴だらけっていう。
400近くあるツボの中でもこの合谷はメジャーな選手であるといえます。
それは先ほど言ったように健康に関する書籍やテレビ番組で特集される機会が多いのが要因の一つですが、鍼灸治療の中でも重要なツボであることが大きな理由です。
ちなみに良く知られているツボで言うと、個人差はもちろんありますが、
・足三里
・委中
・三陰交
・百会
・中かん(かんは難しい漢字です)
などが挙げられるかと。これらのツボも紹介していけたらと考えております。
こんな悩みに効果があります
さて、合谷について少しずつ知っていただけていますか?
先ほどメジャーなツボで鍼灸治療にとっても重要度が高いツボだとお話したんですが、効く症状がとても多く、様々な悩みに使うべきだということです。
簡単にですがご紹介させていただきます。こういった症状です。
肩こり
最初にお話したように肩こりには欠かすことができないツボであると言えます。
肩が痛かったり挙げにくい際は合谷を押さえつつ肩を動かすと、不思議と可動範囲が広がり楽になれますよ。
冷え性
これも先ほど述べましたが、手の末端の冷えが強い場合は、合谷を刺激してきるとポカポカ温かくなってくるでしょう。
手のしびれ
肩こりと若干関係してくるのですが「手先がビリビリ常にしびれている」症状にも合谷への刺激は効きます。
目の疲れ
毎日仕事でパソコンを使われたり、長時間スマホを覗きこんでいたりする場合は目を酷使して疲れにつながっていきます。
目の疲れは頭痛や吐き気につながることもありますから厄介です。そんな時に合谷を刺激すると目の疲れに効果があります。
首の痛み
交通事故の「ムチ打ち」や、スポーツの際に首を痛めてしまった場合も合谷は効きます!
首から上の悩みに全般的に効きます
要するに、首から上の様々な症状に合谷は効果があるのです。
首から上の症状って人間の身体でも大事な部分に関わってくるじゃないですか。
そういった重要度が高めの症状に効果があるから、大事なポジションのツボだと言えるんですね。
合谷の見つけ方
ここまで合谷の効能なども解説させていただきました。
効果が高く汎用性の高いツボであるとお分かりいただけたでしょうか?
さて、先ほど親指と人差し指の付け根に取ると解説したのですが、もしかしたらイマイチ良く分からないといったことも出てくるかもしれません。
ここで、合谷の効果的な見つけ方について述べます。
動かすと分かりやすいです
鍼灸師になるための専門学校では「〇〇方向に何寸、〇〇の位置に取る」って細かくツボの位置を教わります。
定期的にテストがあってそれがまぁぁ大変でした…。良く覚えられたなと思います。
それはどうでもいいとして、合谷にも正式の位置と言うか、正しいポイントは決まっていますがそれをいちいち覚えていたら大変で使えませんし、ツボの位置って人それぞれ違っていることも事実。
今回は誰でも使える簡単なやり方をご紹介しますので参考にしてください。
見つけ方は「動かす」ことです。
グーパー?グッパー?何て言うかは分かりませんが手を開く・閉じるを繰り返すわけです。
指をドアだとすると、開け閉めしているドアの内側部分が合谷にあたります(伝わってますか?w)
この方法で合谷を探してみてください。
どうやって刺激すればいい?
合谷の位置もお分かりいただけたかと思います。
鍼灸治療では鍼を刺したお灸を据えることで効果を引き出すわけですが、普段セルフケアで使用する際の刺激方法をご紹介します。
指で押す
これが一番やりやすいかもしれません。
合谷部分を親指で押していきましょう。仕事の合間にも気軽に出来る方法です。
後述しますが、あまり押し過ぎないように注意する必要があります。
骨をこするのも効果的
指で押すのは効果的ですが合谷の部分って「厚い」んですよね。
もしかしたら押してもあまり刺激が無いこともあるかもしれません。
その時は骨部分をこすってみましょう。
骨の谷間部分を優しく満遍なくこすると刺激が伝わりますよ。
100円ショップのお灸を使ってみる
指で押す以外にも100円ショップで売っているお灸を使うのも効果があります。
貼るだけなのでとにかく手軽です。商品によるかもしれませんがダイソーのチタン灸はなかなか剥がれないので優れものですよ。
チタン灸について詳しくはこちらをどうぞ!
つまようじを使ってみる
コンビニでもらう割り箸に入っている「つまようじ」も実はツボを刺激するには効果的なアイテムでピンポイントで刺激できるメリットがあるんです。
もちろん強く刺激するのはNGですよ。ただ少し「チクッ」と感じる程度の刺激は「自律神経」に働きかけ痛みを改善するきっかけになるので効果があるといえます。
つまようじは尖ってますから、優しく置くだけで効果がありますよ。
合谷を刺激する際の注意点
刺激の方法をご紹介させていただきましたが、あまり過度に刺激するのは避けましょう。
効果的なツボではありますが、それだけに刺激量が多すぎると体調を崩してしまう恐れもありますので、刺激が心地よいくらいで止めておきましょう。
あまり強く刺激しすぎると手が痛くなって生活に支障が出てしまいますし。
ツボ刺激を継続して行い、体調が良くなってくると刺激量を増やしたくなりがちです。
薬などを使うわけではなく身体の力を活かすものなので害は少ないですが何事も量が大事。
刺激量は常に安定させてください。
刺激の種類を変えてみましょう
刺激の種類を変えるのは効果があり安全なのでぜひ試してみてください。
先ほど合谷の刺激方法を何種類かご紹介しましたが、定期的に刺激を変えるのは効果が高いです。
筋トレも刺激を変えると効き目が変わってきますよね。それと同じで良い意味で身体を慣れさせないことは大事です。
合谷は腰痛にも効果があります
ここまで肩こりや冷え性などの悩みに効果が高いツボとして合谷を紹介してきましたが、腰痛にも効果が高く、治療の際に用います。
腰痛と肩こりって併発しやすいです。
併発しやすいということは治療に使うツボも共通する部分が多いということです。
例えば腰は痛くて、お辞儀するように身体を前に曲げることが全くできない場合に、合谷を刺激しつつお辞儀をするとスムーズにできることが多々あります。
腰痛は治療すべきポイントが上半身であるケースが多々あります。その際に合谷は役に立つツボです。
合谷で健康になりましょう
今回はツボの中でもメジャー選手である「合谷」を解説しました。
首から上の症状に全般的に効果を発揮してくれるツボで、場所を覚えたら使いやすい場所なのでセルフケアに活用してみてください。
忙しい仕事の合間やお風呂に入っている際、寝る前の時間に刺激してあげることで健康な毎日を送れるでしょう。
くれぐれも安全に配慮しつつ、合谷を活用してみてくださいね!
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