鍼灸治療はどんな感覚なのか?を解説します

鍼灸治療はどんな感覚なのか?を解説します

先日実家の方に帰省した際に、友人と久しぶりに会いました。
お互いの近況報告などしながら楽しく飲みました。

話の流れで、怪談界の巨匠・稲川淳二さんの話になりました。
昨年友人が稲川淳二さんの怪談ライブに行ったらしく、その時の様子を話してくれました。

私は怪談が好きで、特に稲川さんの怪談が好きで、ライブも過去2回行っています。
赤坂と羽田でしたが、どちらの公演も大変中身が充実していて、行って良かったです。
友人の話を聞いていると私も聞いたことない話があったり、おそらく友人が行ったそのライブ限定の企画もあったようで、また行きたくなりました。今年は怪談ライブに足を運びたいです!

様子が分からないから怖い…

稲川淳二さんの怪談しかり、怖い話ってなんで怖いかというと「得体が知れない」からですよね?正体が分からない、予想がつかないからドキドキするわけです。

貞子のように定番なパターンがあるにせよ、ほとんどの怖い話は「この後どうなるの?」とか「どんな幽霊が出てくるの?」といった気持ちで成り立っています。
また幽霊が怖いのは普段見えていないからに他なりません。
人間に接するように普段から姿が見えていたら怖くもなんともないはず。
(霊感が強い方はそのように見えていると聞いたことがありますが)

これ、鍼灸も全く同じです。
鍼灸治療を受けたことある人がまだまだ少ないからという部分もありますが、鍼を身体に刺した際に一体どういった感覚を覚えるのか?


これが分からないから不安だったり、怖さだったり、そういったネガティブな感覚を覚えるんじゃないかと、就寝前に自分に鍼を刺しながら考えたのです。

四十肩が治って腕が上がるようになった、腰痛が治ってしゃがめるようになった、こういった外から見える効果は当たり前ですが、言葉にしにくい受けている本人の感覚こそ鍼灸の醍醐味です。

ということで今回は、鍼灸を受けるとどんな感覚を覚えるのかを解説します。
痛いのか?痛くないのかにも関わってきますが、それよりも「感覚」をメインにお話します。
よく聞く「響き」についても解説します。
参考にしてみてくださいね。

その前に、こちらの記事も併せてどうぞ!

感覚は人それぞれ違う

これから感覚について解説します。
ただ前提条件として「感覚は人それぞれ違う」と言う点をおさえておいてください。

鍼灸は外からの力で働きかけるものではありません。
身体が本来持っているパワーを上手く活かし、内側から働きかけるものです。
従いまして、〇〇をしたから必ず〇〇になる、という機械的なことにはなりません。

感じ方も違えば、出方も違います。
ただ、体感しやすい感覚の、傾向のようなものは存在します。
施術中に患者さんに感覚を聞くことがあり、その際に良く聞く感覚を3つご紹介します。

鍼灸の感覚トップ3

ではここから、鍼灸治療の際に感じる感覚トップ3を解説します。

ズーン、と重い感覚

いきなり擬音ですが(笑)鍼を刺しそこから刺激した際に、筋肉にズーンと重い感覚を覚えることがあります。
なんて表現すれば伝わりやすいのか、あれからずっと探していますが。
筋肉に急に何かが乗っかった感覚に近いです。音をつけるとすると本当に「ズーン」なんですよね。
併せて、筋肉がビクンとすることもあります。鍼灸独特の感覚といえばこのズーンです。
ズーンのやす。

響き、中国では「得気」という

筋肉にズーンと伝わる重い感覚を、一般的には「響き」(ひびき)と呼びます。
(怪談DJの方ではないですよ)
先生や文献によっては、この後ご紹介する感覚を含めて「響き」と呼ぶ場合もありますが、代表的なものはこの重い感覚です。

中国では「得気」と呼び、文字通り「気を得る」というとても重要な感覚とされています。
特に「ぎっくり腰」の治療では、この響きを意識して治療を行います。
なぜなら、重い響きの後は筋肉が緩み、とても楽になるからです。

鍼灸治療経験者の中には、この響きが絶対欲しい!という人もいれば、どうも苦手という人もいて、意見が分かれます。
治療する側にとって、一つの指標になることは間違いないです。

電気が流れるように、ピリピリした感覚

(写真はあくまでイメージです 笑)

手足の指先にかけて、電気が流れるようなピリピリした感覚を得る方も多いです。
しびれとも近いですが、これは良い「しびれ」です。
鍼が神経に当たっているから起こります。

「神経根症状」と呼ばれる痛みや不快感をご存知ですか?
神経がなんらかの原因で通りが悪くなり、結果しびれや感覚鈍麻(感覚が鈍くなる)が起こります。
悩んでいる方が多いですが、神経根症状に対し鍼灸が有効で、鍼で神経にアプローチするのでしびれは一旦強くなるのですが、鍼を抜くと通りがよくなっており不快感が軽減しています。

神経にアプローチすると、このようにピリピリした感覚を覚えることがあります。

灯りがついたように温かくなる

3つ目は、前の2つより優しい感覚です。
夜誰かが帰宅した際に灯りがぽっとつくように、鍼を刺すことで身体がぽっと温かくなります。なんだか優しい感じがしませんか(笑)ぽっぽや

冷え症など身体が冷えている際によく体験します。
「ポッ」と明るくなるのが広がっていき身体全体が温かくなりますよ。
温かくなるということは血流が改善してきている証拠ですから、良い感覚であることはいうまでもありません。



感覚が変わってくることがある

何度か治療を重ねていくと、いままで感じなかった感覚を感じ取れるようになることが多々あります。
慢性的な症状の場合、感覚を感じられないほど悪い「気」が身体を包んでいて、治療を重ねて悪い気がどんどん削ぎ落とされていくので感覚を感じ取れるようになります。
つまり身体が良くなってきているのです。
逆に言うと、慢性的な症状の治療を受ける場合、初回で思うように治らなくても心配しなくて大丈夫です。
身体は既に変化を始めていますから、2回目以降変わっていきます。

鍼灸治療の感覚を楽しんでみてください

今回は鍼灸治療を受けた際の「感覚」について解説しました。
今回ご紹介した感覚は、鍼灸治療ならではのものです。


鍼灸治療を受けたことが無い方はずっと経験しませんし、施術する側も感じ取れません。
受けた方だけが感じ取れます。さきほどお話したように感覚は変わるものなので、ご自身の身体と会話するように感覚を楽しんでみてください。

治療とは違った楽しみ方ができるのでは?




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