首の痛み

肩こり・首コリを楽にするポイント「外後頭隆起」

「身体の鍛え方」について昔から自分なりに研究しています。

格闘技に活きるような、いわゆる「動ける身体」みたいな。動けて、かつ身体が大きくなればなおよし。

ということで最近は体操競技に注目しており、中でも「三点倒立」にハマっています。

三点倒立は有効!ただし、首が痛くなるデメリットも?

三点倒立とは、頭と両手の3点を支えにして倒立する種目です。

最初は脚を挙げてキープするまでが難しい。何度も背中側にゴロンと崩れたものです。

そして脚を挙げたままキープできるようになったら、膝や股関節を動かし変化をつけてみます。

この三点倒立、キープするだけでも良い運動になるんです。不思議な疲労感もあったり。

個人的な感覚では、腹筋や背筋が鍛えられますし、腕にも効きます。なにより全身の血流が活発になるのがわかります。「血流バカ」であることを自認していまして、血流が良くなれば何でも治ると思っている節がある(笑)

「筋トレにもなるし血流も良くなる。こりゃいい!」ということで、三点倒立をいかに長い時間キープできるかにチャレンジしています。いまのところ、8分30秒キープできるまでになりました。(目標は20分)

ただ、やはり無理しているからか、首が痛いことが度々あります。ほどほどが一番なのでしょう。

でも、目標達成のために頑張ろうと思います。

【三点倒立しなくても】首の痛みや肩の痛みに悩む人が多い

ここからが本題。

とくに最近、首や肩の痛み・重だるさに悩む人が増えています。「スマートフォン」が関係しているのは間違いないでしょう。スマホ画面を覗き込む動きが、首や肩に大きな負担をかけます。

だからといって、もはやスマートフォンを使わずに生活するのは難しいでしょう。

首や肩のこりをほぐそうと、ストレッチを行ったりマッサージに通ったりする方も多いはず。でも思うようにほぐれなかったりしませんか?

「外後頭隆起」周辺をさすってみよう!

そこで、首からもう少し上がり、後頭部あたりに注目してみましょう。

うなじから頭のてっぺんに向かって指を滑らし、指が止まる部分が「外後頭隆起(がいとうりゅうき)」です。

隆起というくらいなので、膨らんでいる部位になります。わかりやすいのではないかと。

外後頭隆起の周辺は「骨」なのですが、「腱」を介して首や肩に該当する筋肉が付きます。つまり、外後頭隆起のまわりをさすったりすることで首肩の筋肉が、楽に効率よくほぐれます

首や肩には多くの筋肉が付きます。これらの筋肉を1つずつほぐしていくとなると、かなり大変です。

位置的に手が疲れやすいですし。強く揉んだりすると逆に重だるくなりますし。

外後頭隆起からアプローチするということは、「首肩の筋肉をまとめてほぐす」ことにほかなりません。レバレッジが効くともいえるのではと。

筋肉ではなく骨(腱)をさすったほうが、安全で効果的だと私は考えています。

外後頭隆起に鍼を当てるのも大変効果的!

三点倒立で首が痛くなった時、私は自身の外後頭隆起に鍼を刺します。骨なので「当てる」という表現のほうが近いかもしれません。

すると、首や肩がすっと楽になるんですね。重くのしかかっていたものが急になくなった感覚。

もちろん上下・左右に頭を動かしても痛くありません。即効性が高いと実感しています。

それでいて、鍼独特の「ドクン」という響き(ひびき)もない。外後頭隆起への鍼はおすすめです。

今回は、外後頭隆起の話をしました。

もし普段から首や肩が凝っているなら、ぜひ後頭部の膨らみ周辺を指でさすってみてください。

あと時間があれば、三点倒立にもチャレンジしてみてください!

鍼灸師 藤澤優作

東京都小平市を拠点に出張施術を提供したり、オンラインでセルフケア方法をレクチャーさせて頂いております。このブログでは鍼灸に関する豆知識や施術の様子、肩こり腰痛の改善に役立つ情報を綴ります。 鍼灸師歴13年。格闘技選手・指導者でもあります。

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