ひどい肩こりの治し方シリーズ

ひどい肩こりの治し方⑤実践編!何年も続く肩こりへの鍼灸施術

ひどい肩こりの治し方や、改善方法を紹介するこのシリーズ

今回は「実践編」ということで、肩こりに悩む女性の方への施術を紹介します。

鍼灸師としての目線からお話することになりますが、今現在、肩こりに悩む方にとってヒントになるでしょう!

ぜひ最後まで目を通して頂けたら幸いです。

何年間も続く「肩こり」

今回施術させて頂いたのは、女性の方です。

少し前、私が首の痛みに対する治療を行った方にご紹介頂きました。

お話を伺うと、もう何年も肩こりに悩まされているとのことです。

これは「肩こりあるある」かもしれませんが、肩が重いことが当たり前になって元の状態を忘れるという。

この方も例外なく、肩が凝らない状態というものを忘れたとのことでした。

これはもう、ひどい肩こり認定ですよね。

もちろん整体や整形外科など様々な場所に足を運んだものの、思うように改善せず……。

「ぜひ鍼灸を試したい!」ということで、今回私が施術させて頂くことになったのです。

【余談ですが】診断と治療で病院・治療院を使い分けるべきでは?

肩こりに悩む方にとって、「どこなら改善できるか?」は大事な質問です。

そこで悩むのが、「整形外科(病院)か、その他治療院(鍼灸)か、どっちを選ぶべきか?」だと思うんですが。

基本的に「診断」と「治療」で分けると良いと思います。

もし肩の状態を正確に判断したいなら、迷わず整形外科に行くべきです。

何か別の思い疾病が隠れている可能性も0ではないので、大切なことには違いありません。

ただし実際に治療する方法は、ご自身で選ぶしかないのです。

整形外科に行けば何でも治るわけではありません。

西洋医学だけでなく、東洋医学にも目を向けてみて欲しいです。

肩こりを首・肘で改善する

余談はさておき、治療の様子を綴ります。

今回の女性の場合、首と肘に治療ポイントがありました。

まずは肘のツボを優しくさすります。

少し時間が立つと、肩の方まで温かくなってきたようです。

ひどい肩こりの治し方①肘の骨を揉む

続いて、首周辺を緩めていきます。

首の横の胸鎖乳突筋という筋肉や、うなじに該当する板状筋といった筋肉をほぐします。

その後に、首の後ろに鍼を打ちました。

ひどい肩こりの治し方④首の後ろ(うなじ)を緩める

肩こりに悩む女性に鍼を行っている様子

鍼を打った状態で、少し時間を置きます。

時間を置くことで、凝り固まった筋肉が少しずつ中からほぐれていきます。

女性の方曰く「頭から足先までビリビリ電気が走っている」みたいだそうです。

これはおそらく、鍼灸独特の「響き」でしょう。

肩が軽くなる!セルフケアの方法をお伝えして終了

ここで首の後ろの鍼を抜いて、肩の様子を確認します。

施術前に比べて、肩がめちゃくちゃ軽くなっているとのこと。

これまで行った整形外科や整体とは明らかに異なる感覚だそうです。

その後、毎日続けると効果のある肩こりセルフケア方法をレクチャーさせて頂きました。

治療も大事なのは確かですが、最後に治すのはご自身です。

空き時間でセルフケアを行うことで、肩こりに悩まなくなるのが最も理想的だと思うので。

そして施術終了。

30分以内で終わりました。

何より、喜んで頂けて本当に嬉しかったです!

肩こりの原因は肩にあらず

今回は、肩こりに悩む女性への鍼灸施術を簡単にご紹介しました。

肩こりのタイプはいくつかありますが、ほとんどの場合、根本の原因は肩にはありません。

根本原因を見つけ、治療したりセルフケアしたりすることで、驚くほど肩こりを改善することも可能です。

ひどい肩こりをそのままにせず、ぜひ改善することを考えてみてはいかがでしょうか?

最後までお読み頂きありがとうございました!

こちらの記事もぜひ参考にしてください。

ひどい肩こりの治し方②鎖骨をほぐす(揉む・動かす)

ひどい肩こりの治し方③肋骨(アバラ)をさする・揉みほぐす

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鍼灸師 藤澤優作

東京都小平市を拠点に出張施術を提供したり、オンラインでセルフケア方法をレクチャーさせて頂いております。このブログでは鍼灸に関する豆知識や施術の様子、肩こり腰痛の改善に役立つ情報を綴ります。 鍼灸師歴13年。格闘技選手・指導者でもあります。

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