こんにちは。
今回は出張鍼灸施術の様子を簡単に綴ります。
最近多い「首の痛み」に対する鍼灸の施術例なので、もし今、首や肩の痛みに悩んでいるようでしたら是非参考にして下さい!
4ヶ月前から首・肩の右側が痛む
今回施術させて頂いた男性の方とは、実に8年ぶりに再会しました!
以前は「ぎっくり腰」の施術を何度もさせて頂きまして、私自身もたくさん学んだものです。
現在はドイツの方に住まれていて、用事で帰国されたということで施術させて頂くことになりました。
8年って長いようであっという間ですね。
その当時は小金井市を拠点にしていましたが、この日は小平市から東小金井の方に伺いました。
懐かしさで話が弾みますが、さっそく施術に入ります。
今回は、首から肩にかけての痛みです。
4ヶ月ほど前から、首と肩の右側に詰まりや痛みがあり、ずっと取れないとのこと。
頭を右側に倒すと痛みが出るようで、後ろから見ても可動範囲が明らかに狭いです。
PC使った仕事をされているとのことなので、業務に支障が出かねません。
しっかり施術させて頂こうと思います。
首・肩の不調はまず「肘」から
どうしても痛む部位をなんとかしようと考えてしまいますが、やはりそれでは痛みは改善しませんし、すぐに再発してしまいます。
10年以上施術を続けていますが、最近改めて思います。
人間の身体は繋がり合っているんですね!
今回のケースでいうと、まずは「肘」から緩めていきます。
案の定というか、手の指先までビリビリする感じがあるらしく、首や肩の方もビリっとくるようです。
といっても、グリグリなどは決してしません。
結局のところ痛みを治すのは患者さんの自然治癒力です。
施術者が行うべきは、患者さんの自然治癒力を引き出すことでしかないので、できるだけソフトな施術を心がけます。
ということで、首や肩の可動範囲が少し広がり、動きもスムーズになりました。
ここから鍼を何本か打っていきます。
細い鍼を打ち、少し時間を置く
首や肩のツボを探りながら、効果が出るであろうポイントに鍼を打ちます。
髪の毛ほどの細さなので、患者さんから「鍼が入っているの?」と聞かれるほど、わずかな感覚しかありません。
鍼を打った状態で、少し時間を置いてみます。
症状によっては打った鍼を動かして刺激を送るケースもありますが、今回はそのままにすることに。
痛む側だけでなく、反対側も施術します。
現在の痛みが改善する頃に、反対側に痛みが出ることも少なくありません。
ある程度それらを見越して施術することも必要なのかなと思います。
時間が経ち、ここで鍼を抜いてみます。
もともとあった痛みはだいぶ改善され、痛む部位が移動したようです。
良い兆候なので、そのまま施術を続けます。
鎖骨と顎関節を緩める
仕上げとして、鎖骨と顎関節を緩めます。
鎖骨って肘と同じく、首や肩の不調に対する鉄板ポイントだと思ってます。
今回も、鎖骨付近にコリがありました。
そして顎関節の疲れや動かしにくさも、首全体の不調に繋がるものです。
鎖骨と顎関節をしっかり緩めました。
【とりあえず】痛みは0になりました!
ここで施術は終了。
4ヶ月続いた痛みは、一旦は0になりました!
凄く喜んでもらえてよかったです。
この「痛みが0になる」のが大きいと思っていて、たとえまた再発しても、身体が良い状態を覚えていれば改善スピードが早くなるはずです。
身体は記憶するものですから。
作業の合間にすぐできるセルフケアの方法もレクチャーさせて頂いたので、ぜひ続けて欲しいと思います。
何がともあれ、身体が楽になって頂けて嬉しかったです!
【やはりスマホが?】首や肩の痛みに悩む方が増えている
最近は、腰痛よりも首や肩の痛みに悩む方が増えているという実感があるんです。
男女問わず凄く多くて、やはり大きな要因は「スマホ」かなとも思います。
もちろん一概に言い切れないんですけどね。
スマホを長時間観ることで首に負担がかかりますし、目が疲れることで後頭部の筋肉が緊張することも考えられます。
ぜひ日頃から注意してみて下さい。
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