「あ~これ来るなぁ…」って言う瞬間よくありますよね。
「フラグ」って言い方されることもありますが、伏線がすでに張られているような感じ。
この条件とこの条件が合わさったら…みたいな定番パターン。
ホラードラマで、夜会社で一人になったら絶対何か起きます(笑)
人形拾ったら、夜に絶対取りにくるじゃん(笑)
「ホラー」「夜の会社」「一人」など条件が揃うと何が起こるかある程度予想できる。
あなたもそういったことはありませんか?
これって「お決まり」なんですよね。
人間には予知能力がある?
人間に備わった、未来を予知する能力は専門用語で「予言的先行行動(PAA)」と呼ばれており、かなり研究が進んでいて最新の発表では、PAAの存在を裏付ける科学的根拠も見つかったとのこと。
私たちは、無意識に未来で何が起きるか予言する能力を持っているということでしょうか?
私が超大好きなドラマ「トリック」でも、未来を予見する占い師が出てきた回がありました。
「時間の穴」を使って未来の様子を覗いてくるんです。
この占い師と対決した山田奈緒子(仲間由紀恵)が半ばやけくそで言い放った未来を、上田次郎(阿部寛)が必死で実行するシーンは名場面!めちゃくちゃ面白いので、「トリック2」の「100%当たる占い師」をぜひご覧ください!
ぎっくり腰の予兆はある?
トリックをまた観たくなったところで、本題に入ります。
ぎっくり腰は突発的に襲ってくる腰の激痛ですが、どうやら痛みが襲ってくる前に何かしらの予兆があるようです。
予兆の形は人によって様々で、後から振り返った時に「あー、そういえばあのくらいから調子悪かったなぁ」と色々合点がいくみたいな。
もし予兆の形がある程度分かれば、腰の激痛が襲ってくる前に対策して、あの苦しみをスルッと回避することができますよね?
ぎっくり腰は海外で「魔女の一撃」と呼ばれますが、魔女にしてみたらバッチリ対策されていて、イライラMAXなはず(笑)魔女をイライラさせましょう。
ということでまずはぎっくり腰の予兆や、痛みを引き起こすきっかけになりやすい行動をご紹介しますのでぜひ参考にして、いくつか当てはまったら充分注意してくださいね!
ぎっくり腰の予兆
ではまず、ぎっくり腰の予兆をご紹介します。施術をさせていただいた方の話からいくつかの種類が浮かび上がりましたので参考にしてください。
①腰が張った感じがする
一番多い、ぎっくり腰の予兆かもしれません。
張りがなかなか取れなかったら注意した方が良いでしょう。
「前かがみになると張りを感じる」
「朝の時間に張りを強く感じる」
「夕方にかけてだんだん張りが強くなってくる」
など人によって出方は様々。
張りをそのまま放置していると、ある瞬間に爆発してしまう、それがぎっくり腰です。
でも、そうは言っても腰痛のままなのか、ぎっくり腰に繋がるかは判断が難しいです。
腰の張りだけでは予測は困難。ではこんな予兆はどうでしょうか?
②腰がピリピリする
ぎっくり腰になった方の多くから、腰の張りに加えてピリピリした感じがあったという声を聞きました。
張りに加えて「腰ピリ」があったら黄色信号。充分に注意してくださいね。
ピリピリって別に音が出るわけではないですよ(笑)なんていうのか、肉が少しづつ裂けていくような感じと言ったらよいのか、表現が難しいなぁ…。
腰ピリ、十分に気を付けてください。
③お尻にコリや違和感がある
お尻の強いコリ、違和感もぎっくり腰への伏線度合いが高いです。
椅子に座ったり、車を運転している時はシートに長時間お尻が当たることになり、違和感やコリがあると余計に痛み生じ、結果ぎっくり腰を呼んでしまうことになりかねないのです。
椅子に座る時間が長いなと自覚する方は、お尻の違和感に注意をしてくださいね。
お尻の違和感は腰の方に上がっていき、激痛を引き起こしますから。
④しびれが出た
先ほど少し「しびれ」の話をしましたが、今までしびれがなかったのに少ししびれが出てきた、という場合はぎっくり腰の予兆であることがあります。
ある男性は、ぎっくり腰で寝込む数週間前に左足先までのしびれを初めて感じたそうです。
最初は「ヘルニアかな?」と疑ったそうですが、病院に行ってもヘルニアとは言われず。
原因が分からずモヤモヤしていたところに、ぎっくり腰が起こったのです。
今でもたまにしびれが出ることがあるそうで、そのたびにぎっくり腰に警戒しているそうです。
以上が、ぎっくり腰になる前の身体の予兆の中で特に多い症状でした。
後述しますが、腰が張っているなぁとか違和感を感じる日が何日も続くようなら、腰の痛みだろうがぎっくり腰につながろうが、しっかりケアしたいものです。
ぎっくり腰に繋がりやすい行動
ではここから、ぎっくり腰を発症しやすい行動について解説しますよ。
発症しやすい行動といっても、必ずではありません。
ただこれも後から振り返った時に「こんな事していたわぁ」と思い出すことが多い日常行動。
こちらもぜひ参考に、日常生活の中の行動で無理はしていないか振り返ってみてくださいね。
では見ていきます。
1.緊張の糸が切れる
気が抜けた時に不調になったり、不運が起こりやすい…。
ぎっくり腰も全く例外ではありません。
大一番的な仕事やイベントで連日気を張って生活して、無事終わった!の直後は要注意!
こうふっと気が抜けた瞬間に、風邪かぎっくり腰になりやすくなります。
身体より精神的な要因が大きいのでしょう。精神的な緊張が解けた時に身体の防衛本能も緩むのかと。
といっても社長や事業主は緊張はしょっちゅう。緊張の糸が切れた瞬間は要注意です。
2.飲酒
Kさんは男性社長ですが、ある年齢からぎっくり腰になる回数が増えました。
よくよくKさんの話を聞くとぎっくり腰になる前日、もしくは数日前に飲み会があることが多かったのです。要するに、飲酒をした直後や数日経過した段階で腰の激痛が襲ってくると。
飲酒はぎっくり腰を引き起こす要因なのか?
Kさんのようにお酒を飲んだすぐ後にぎっくり腰になる方って、実は結構いらっしゃいます。
飲酒によって内臓が疲れるとぎっくり腰になりやすいようです。
お酒は美味しいし適量なら百薬の長ですが、飲み過ぎにはやはり注意すべしでしょう。
3.寝不足
寝不足な日々が続くのも、ぎっくり腰を呼ぶ要因です。
寝不足の時って気づかないうちに身体の調子が悪くなるものですが、寝不足の状態と二日酔いの状態はほぼ同じくらいパフォーマンスが下がるらしいです。
疲れも回復し切らず、どんどん蓄積するので腰が爆発する準備が出来上がってしまうわけです。
いかがでしたか?ここまでぎっくり腰の予兆と、ぎっくり腰になりやすい生活の習慣をご紹介しました。当てはまるものはありましたか?
要するに風邪や頭痛、肩こりなどと同じく身体が疲れていたり、緊張状態が続いたり、そういった負担が重なるとぎっくり腰になりやすいと言えます。
従って、まぁこれは基本ですが、身体をしっかり休める時間を作る、良く寝る、食べ過ぎない飲み過ぎないことが大事。身体に無理をさせ過ぎないようにしましょう。
ぎっくり腰の予兆が見えたらどうすればよい?
身体に無理させ過ぎないのが大事…なのは当たり前ですよね(笑)
じゃあ、ぎっくり腰の予兆が見えたらどうすればいいんだい?と思われたかもしれません。
ということでここからぎっくり腰の予防策をいくつかご紹介します。
もし、「あ、来そう…」と思ったら、試してみてください。
ストレッチ
有効な手段はストレッチです。やばい予感がしたらストレッチを行ってみてください。
いくつかポイントがあります。
身体の側面を重点的に伸ばす
腰の痛みの場合、重点的に伸ばすべきは背中ではなく脇腹です。
上に背伸びするように手を伸ばしたところから身体を真横に曲げていきましょう。
左右しっかり行ってみてください。
指で「背骨」を押しながら前屈してみる
指で背骨を押しながら前に身体を曲げるのも有効な方法。
背中の真ん中に背骨がありますが、押して探っていくと特に痛む部位があるもの。
一番痛みを感じる部位を押さえつつ、身体を曲げていくと腰が凄く楽になりますよ!
お腹と背中がくっつくように、お腹を凹ましてみる
もうひとつ効果的な方法はお腹を凹ませる方法。
お腹を凹ませた状態を数十秒キープするだけで腰が軽くなります。
もう少し効果を増すなら、お腹を凹ませた状態から身体を前に曲げる・それと少し難しい感じがしますがお腹を凹ませたまま天井をみるように身体を反らせてみてください。
お腹を凹ませながら身体を動かすのは負荷ですが、凹ませを解くとスーッと腰が楽になります!
ぎっくり腰を回避する、ある男性の告白
ここである男性の話をしたいと思います。
何年間もぎっくり腰に悩んできた男性Iさん。
かつては営業周り中に信号待ちの最中でぎっくり腰に見舞われてしまい、這いながら病院に行ったこともあるそうです。
長年ぎっくり腰を経験するうちに、ぎっくり腰が来る予兆が分かってきたといいます。
そこで、「ぎっくり腰になりそう」という予感がしたらストレッチを行うそうです。
腰を入念に伸ばすことで見事ぎっくり腰を回避することができているそうです。
(回避できなかったら連絡が来ます)
これは特殊な方法でおすすめはできませんが、予兆が出た段階で対処すればぎっくり腰の対処は可能ですね。
ぎっくり腰で悩まない人生を
今回はぎっくり腰の「予兆」や引き起こしやすい生活習慣について解説させていただきました。
患者さんから聞いた話をもとに作成したので、もしかしたらあなたのケースとは違うかもしれません。
予兆に一定の共通点がありました。
今回の記事を参考にぎっくり腰に悩まされない、明るい人生を歩みましょう!
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