ここのところ、雨の日や曇りの日が続き、少し涼しいですね。
梅雨入りのことを「入梅」と呼ぶことを、最近知りました。
すっかり梅雨に入っていますが、早いところ抜けてカラッと晴れて欲しいものです。
梅雨の時期は古傷が痛みだしたり、腰痛や肩こりが悪化する人が多いです。
十分に注意してくださいね。
今回は、小金井市桜町での男性のぎっくり腰(急な腰痛)治療の様子をお伝えします。
3日前に発症した腰の激痛
40代男性Nさんが腰に違和感を感じたのは、今回の施術の3日前でした。
ご本人曰く、子供を高い高いしたときに腰に違和感を感じたとのこと。
過去に何度かぎっくり腰になったことがあり、「もしかしたら…」と嫌な予感。
急な腰の激痛「ぎっくり腰」は日常生活の何気ない動作が引き金で襲ってきます。
翌日になっても、腰の痛みは減るどころか増えていったそうです。
仕事もお休みして、安静にしながら様子を見ました。
痛みは治まらず、歩けない・座れない状態
翌日も痛みが減ることはなく、どうにかならないかということでご連絡いただきました。
症状としては右の腰と臀部(お尻)が痛み、特に座っているのが辛いとのこと。
歩行もやはりいつも通りとはいかず、杖を用いなければ歩けません。
施術後は、座れて歩ける、日常生活が問題なく送れるように回復していただきたいです。
どんとこい!どーんとこーい。
(関係ないですが、阿部寛さん主演の「恋妻家 宮本」めちゃくちゃ面白いです!)
原因は腰にはない?上半身の緊張を解くのがポイント
施術を開始します。
まずは全身の状態を見るべく、「触診」を行っていきます。
ぎっくり腰特有の、筋肉の張りや緊張は少なく感じました。
Nさんいわく、過去のぎっくり腰と比較するとまだ余裕がある感じだとおっしゃっていました。
⇒ぎっくり腰の「再発」については、こちらの記事が参考になります。
となると、治療ポイントは「腰」ではないのかも。
上半身、肩のあたりを触診していくとコリを強く感じます。
今回のぎっくり腰は、上半身の緊張から発症した可能性が高いと見えます。
実際「腰痛」と「肩こり」を併発する人は多いものです。
やはり人間の身体はつながっているということで、全身のツボから腰の激痛にアプローチすることが効果的です。
鍼治療を行います
ここから、鍼でアプローチをかけていきます。
今回はまず、「督脈」(とくみゃく)という背中の真ん中を流れる経絡にアプローチすべく、背骨ラインに浅く鍼を行います。
その後、右の腰に鍼を行っていきます。
鍼は炎症を抑える働きがあるので、ぎっくり腰の改善に効果が高いのです。
ぎっくり腰治療は「臀部」(お尻)を緩めることも重要
腰と併せて、「臀部」(お尻)を鍼で緩めるのも欠かせません。
今回は「座る姿勢が辛い」ということで、特に大切だといえます。
臀部を鍼で緩めることで、「痛みが抜けていった」感覚を覚える人が多いです。
⇒ぎっくり腰で痛む部位は、こちらが参考になります。
歩けるようなった!残るは「肩甲骨」
さて鍼を抜き、状態をチェックしてみます。
すると施術前よりスムーズに歩けるようになり、杖は必要なくなりました。
座った姿勢もつらくないとのこと。
効果は問題なく出ていると言えそうです。
ただ、屈伸運動のようにしゃがむのがまだ難しいので、施術を続けます。
動きを注意深く観察すると、やはり上半身に引っかかりがあります。
ということで、「肩甲骨」を緩めます。
肩甲骨を鍼・手技で刺激すると、屈伸ができるようになり、日常生活は問題なく送れるくらいまで回復しました!
鍼の効果は「翌日」本格的に表れます。こちらの記事からご覧ください。
良かったです!めっちゃうれしいです!
我慢しろ!なんて言えるか
ぎっくり腰の出方・症状の経過は人それぞれで、発症後2日で痛みが引いていくこともありますが、今回のように数日経っても痛みが全く減らないこともあるのが現実。
そして、いつ再発するか分からないのがぎっくり腰の怖いところでもあります。
したがって、いくら自然治癒するからといっても「我慢しろ」とか「自然に治るまで待ちましょう」って言えるか!って話です。
ぎっくり腰の痛み、そして「治るのか…?」という不安を考えたら、一秒でも早く楽になっていただきたいのが、私の思いです。
夢をつかむために日々頑張っている人なら、なおさら腰の痛みに対し不安を感じて欲しくないです。
痛みに対しては、100%力になれるように、まだまだ技術を磨かないといけないですね。
日々、研鑽します。
今回は、小金井市桜町でのぎっくり腰治療の様子をお伝えしました。
脂汗をかきながら、ぎっくり腰の激痛を我慢して外出するのは大変危険です。
小金井市内出張致します。下記の記事からご覧ください。
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