こんにちは。
梅雨も明けたのか?分かりませんが暑い日が続いております。
ビアガーデンとか最高ですね!今年はたくさんビアガーデン行きたいです。
今回は「5日間全く痛みが引かなかったぎっくり腰(急な腰痛)」治療の様子を綴ります。
(※写真がほとんどなくてすみません)
プロレスラーの方からご連絡を受け、小金井市内で施術を行いました。
5日前の試合後から腰が痛む
5日前に試合があり、それ以来、右の腰がめちゃくちゃ痛いとのこと。
試合の翌日は歩くのが難しいほどの腰痛で、「ぎっくり腰」に近い激痛だったそうです。
ぎっくり腰(急性腰痛)とは何かを見るなら、こちらからどうぞ。
日が経つにつれほんの少し痛みは減ってきたものの、実質ほとんど変わっていないと言ってよいくらいとのこと。
腰を痛めた場面について、思い当たる節がないようです。
試合が終わってから、腰が痛むことに気づいたとおっしゃっていました。
身体を前に曲げたり反らしたり、動かさなくても常に腰が痛む状態です。
腰痛ではなく内臓の病気の可能性もあるので要注意
このように、
- 身体を動かさなくても痛む
- 痛みが引いていかない
- 刺すような痛みがある
上記のような腰痛の場合は、腰の筋肉などの原因ではなく「内臓疾患」の可能性もあり、重篤な症状のサインのこともあるので注意が必要です。
鍼灸治療よりも、内科などでの治療が大切なケースです。
この記事を読んでいる方も、何かいつもと違うなと思ったら病院に行って検査してもらってくださいね。
今回は内臓疾患ではないと判断できたので、施術を行っていきます。
まずは腰の筋肉を緩めます
最初に腰の筋肉を緩めていきます。
痛む部位を正確に把握したのち、手技で周辺の筋肉を緩めます。
その後、鍼を腰の周辺に行い少し時間を置きました。
まだ序盤ですが、一旦この段階で痛みが変化したか確認します。
もし腰の筋肉に原因があるなら、少しでも痛みが減っているはず。
ほとんど痛みは変わらず…
痛みは、ほとんど変化していませんでした。
となると、腰の筋肉の緊張やコリが原因ではないということ。
他の部分に原因があると仮定し、施術を進めます。
ぎっくり腰治療の定番!「臀部」を緩める施術
続いて、臀部(お尻)の筋肉を緩める施術を行いました。
ぎっくり腰を含む腰痛の治療では「定番」と言ってよいくらい、必ず行うポイントです。
患者さんの体型などにより慎重に考慮しますが、今回はプロレスラーの方だったので、比較的長めの鍼を臀部のコリが強い部分に行います。
ぎっくり腰になった直後の方にとって、臀部への鍼はとても効果的。
「身体の中をマッサージされている感覚」とおっしゃる方もいます。
筋肉の中心部へしっかり働きかけることができるのは、鍼灸ならではの強みです。
さぁ鍼を抜き、軽くほぐしてから途中経過を見てみます。
痛みはどうなったでしょうか?
痛みが大きく改善!3分の1以下に
臀部へ施術を行った結果、痛みは大きく改善しました!
じっとしていても痛かった腰が、ほとんど痛くないところまで改善しました。
最初の痛みが10だとすると、今は2か3くらい。
やっぱり腰の痛みの治療には、臀部(お尻)へのアプローチが効果的なんだなぁと改めて実感しました。
臀部へのアプローチでぎっくり腰が劇的に改善した例なら、こちらも参考になります。
腰痛予防には、臀部の筋トレも効果的です。詳しくはこちらからそうぞ。
「ふくらはぎ」と「首」も緩めます
残った痛みをしっかり消したいと思います。
プロレスラーは試合で様々な部位を酷使します。
今回は「首」と「ふくらはぎ」にコリがあったのでしっかり緩めました。
腰から離れた部位の不調が、結果的に腰痛に関係してくることが多々あります。
人間の身体は不思議なくらいつながっていると言えます。
痛みが0になった!走ることもできる
施術後、あれだけ減らなかった腰の痛みが0になりました。
座っても横になっても、身体を前に曲げても反らしても痛みません。
走っても痛みが出なくなり、運動もすぐに再開できる感じ。
喜んでいただけて本当によかったです!!
施術翌日も腰痛は全く再発しなかったと連絡を頂きました。
めちゃくちゃ安心しましたよ。
「治るはずの腰の激痛」は多い
自分で言うっていうのもどうかと思いますが、今回はたまたましっかり効いたから腰の痛みが治ったのかもしれません。
ここまで治らない人も、中にはいるでしょう。
どんな人にも100%効く治療は存在しないにしても、「治るはずの腰の激痛」に悩む人を一人でも減らしたいです。
腰の痛みに悩んでいる時に見えている景色と、腰の痛みが無くなったあとに見える景色って間違いなく違うと思うんですよね。
これからも、本当に悩む人の力になれるように研鑽を重ねたいです。
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