今回は、日常生活で遭遇したある場面での「親子の会話」についてお話させていただこうと思います。
実際は一瞬の出来事だったのですが、そこから実に様々なことを感じたのでここに綴ろうと思います。
少しでも頭に映像が浮かび、空気が伝わってくれたらうれしいです。
武蔵小金井駅に向かって歩いていた
その日、中央線に乗って御茶ノ水方面に出張訪問に行く用事がありました。
「中央線」の「武蔵小金井駅」で電車に乗って向かおうってことで自宅を出ました。
もうな~んてことない日だったそうですよ。
季節は春。もう四月っていうのかなぁ。桜がだぁーーーって咲いている。
車がだぁーーって走ってる。
駅に向かってテクテクテクと歩いていたんですよ。
うどん美味しそうだなぁ、いるのかなぁ~いないのかなぁ~って。(稲川さん)
駅前で信号待ち
駅が目の前に近づいてきました。
時間に余裕をもって出発しているものですから、慌てることないやってことで歩いていたんですね。
横断歩道の信号が点滅しています。
急いでいる人が走っていきます。私は急いでいないですから、赤で待とうかなと。
横断歩道の信号が赤になって、私は突っ立って青に変わるのを待っていました。
横断歩道の向こうに親子
それでね、横断歩道の向こう側を何気なくふぁっと見たら、母親と女の子が信号待ちしていたんです。
お母さんの方の年齢はというと、40代前半くらいかなぁ。
女の子はおそらく5歳くらい。
他にも信号待ちしている人はいたんだけど、なーんかその親子が気になったんです。
駅では電車がだぁーーって走ってる。
後ろのパチンコ屋では、スロットの音なんですかねぇ、ジャララララ音がしている。
女の子の方はすごく元気な感じなんですね。
ただお母さんのほうの表情が若干硬いというか雲っているのが少し気になりました。
親子の会話
やがて信号が青になりました。
私は駅に向かう方向、親子は反対側に歩いてきて、すれ違う形です。
女の子は、元気に走って横断歩道を渡り切りました。
お母さんの方は、追いかけるでもなくゆっくりゆっくり歩いています。
その瞬間に、「?」と違和感を覚えました。
女の子が母親に言います。
「お母さん、はやくはやく~」凄く元気です。
そして私とすれ違う瞬間に、母親の方が女の子に言いました。
「お母さん、腰痛いから…」
若干硬かった表情の意味が分かりました。
女の子に言った「お母さん、腰痛いから…」の言葉に、すごく哀しみが込められている感じがしたんです。
元気な女の子と一緒に元気に走れない、なんともいえない切なさ。
横断歩道の信号は再び点滅していましたが、私は思わず振り返ってしまいました。
その親子はいなくなっていた…ということはなく、ドン・キホーテの方に歩いていきました。
あのお母さんは、腰の痛みをしっかり治すことができたでしょうか…。
腰痛の「伝わらない」という辛さ
例えば顔に思い切りアザガあったり、首にコルセットをしていれば「何かあったの?」と周りの人は気にかけてくれるでしょう。
分かりやすいからです。
腰痛は分かりにくく伝わらない。周りの人に分かってもらえないのが辛い部分です。
ぎっくり腰(突然の腰痛)も同じで、なったことない人にしてみたら、あの地獄の苦しみも分かりませんから、ぎっくり腰で仕事を休むってなっても地獄で何が悪いといわんばかりに、「我慢できるでしょ」と言い放つこともあります。
さきほどの女の子が大きくなったら腰痛の辛さも分かるときが来るかもしれませんが、今は全く分かりませんよね。
「お母さん、なんで一緒に走ってくれないんだろう」としか思わないでしょう。
腰痛は無くならないという誤解
前にも書きましたが、「腰痛は治る」ことを知らない人が多いのです。
中には回復困難な腰痛があることは事実ですが、しっかり治り解放される種類の腰痛の方が圧倒的に多いです。
そんな腰痛を「治らない」と認識してしまうのはもったいないです。
家族や周りの友人が、何年間も腰の痛みに悩んでいるのを目の当たりにすると、腰痛は治らない・我慢するのが当たり前と考えてしまうのも無理はないでしょう。
その点でいうと、腰痛は「環境」に影響されると言えます。
さきほどのお母さんが、どのように思っているのかは知る由がありません。
ただ、上手く説明できませんが、長年腰の痛みに悩んでいる感じを受けたのです。
腰の痛みは治るよ!
覚えておいてほしいのですが、腰の痛みは治ります。
何年間も腰の痛みに悩み続けたとしても、無くすことはできます。
人生の目標を達成して喜びを感じるため、子供と全力で遊び、楽しい思い出を作るためにも腰痛を引きずって欲しくないんですよね。
腰痛は、脳の記憶の要因も大きいですから、一回「腰の痛みが無い状態」を知ることが大事です。
あとは痛みが無い状態を何度も「上書き」してアップロードすれば腰痛を忘れ、腰痛がなくなります。
こちらの記事も参考にしてみてください。
いかがでしたか?
今回は、信号待ちで遭遇した親子の会話から腰痛についてお話してみました。
文中でも触れたように、腰痛を治すことは数多くのメリットがあります。
今、腰の痛みに悩んでいる方はそのままにしないことが大切ですよ。
周りの人の腰痛が治らなくても、それを当たり前と思わないようにしましょう。
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