ぎっくり腰(急性腰痛)

腰痛がなかなか治らない人の特徴3選

今回は、腰痛がなかなか治らない人の特徴をご紹介させていただきます。

腰の痛みは、日本人全体の実に9割が、人生に一度は経験すると言われるくらい、誰しも経験しうる悩みであると言えます。

ただ、腰の痛みがすぐ治る人と、なかなか治らない人。
この2つのタイプに分かれるのです。

この2人、何が違うのでしょうか?
なかなか腰痛が治らない人に多く共通する特徴をご紹介します。

姿勢が良くない、とかではありません

腰痛が治らないというと、「姿勢が良くないんじゃないか」と考える人はたくさんいます。
姿勢が良くないと、腰が痛む・肩が凝ると刷り込まれている部分も多いですからね。

ただ、姿勢が良い事と腰痛って、実はそこまで関係はありません。
姿勢が良くたって何年間も腰の痛みに悩む人もいれば、「おい、大丈夫か?」と思わず声をかけたくなるような腰の痛みが0の人もいますし。

後述しますが、「姿勢を良くしなければ腰痛になってしまう」という一種の強迫観念が結果的に腰痛を生んでしまう悪循環を生みだしかねません。

今回は姿勢や体型の話はではなく、考え方や行動にスポットを当ててご紹介します。

1.ついつい頑張ってしまう人

腰が痛くても、ついつい仕事を休まずやりこんでしまったり、ぎっくり腰(急な腰痛)が治った直後に、人付き合いで野球をしてしまう(実話)

こういった意志が強く人付き合いもしっかりできる、素晴らしいタイプの方は腰痛を治す機会がなかなか少なく長引いてしまう傾向にあります。

「治療してる時間はない!」我慢強いので、多少の痛みは押し切って頑張り続けてしまい、気が付いたら腰痛が悪化しているということが起こりうるのです。

意志が強く、努力を続けられる
これは素晴らしいこと以外の何物でもありませんよね!

缶コーヒーのBOSSに出てくるような、あるいはプロレスラー・小橋建太タイプの頑張れるタイプはいつの時代も人々の心を動かすというものです。

ただ腰の痛みを無視して走り続けてしまうと、結局パフォーマンスが下がってしまうんですよね。

頑張りすぎないで、という身体のサインかも

もしかしたらその腰痛は、「頑張りすぎないで」という身体からのサインかもしれません。

一息入れて休むことだって必要なはず。
今までがむしゃらに頑張ってきたのですから、少し休んだって誰も怒ったりできないでしょう。
自分自身に目を向け、じっくりメンテナンスすることも大切ですよ!



2.当たり前だと思ってしまっている人

先ほどお話しましたが、腰の痛みに悩む人は本当に多いのです。
あなたの周りにも、口に出していないだけで腰が痛い方はたくさんいるはずですよ。

これを「当たり前」だと思ってしまうと、腰の痛みは長引くことになります。
要するに「みんな腰が痛くなるもんだから、私が腰痛に悩むことも普通なんだ」と思ってしまうということです。

普通だと考えるとどうなるかというと、十分な処置をせず放置してしまうのです。

なぜかというと、周りの人が腰痛に悩まされ続けているのを目の当たりにしているからです。
良くも悪くも、人間は周りに影響され、物事を判断します。
腰痛も同じで、腰が痛いと口にする人が多い環境だと、残念ながらずっと「腰が痛い」と言い続ける可能性が高くなります。

腰痛が治ることを知らないのでは?

「え、腰痛って治るんですか?」

よく驚かれることがあります。私の方が驚いているんですけど(笑)



腰痛に悩まされ続けている人が周りに多い環境では、腰痛が長引きやすいと先ほどお話しましたが、腰痛を治らない・我慢するものと考えている方も意外といるのです。

初めて腰の痛みに悩まされ、長年腰痛と戦っている先輩に話を聞いたら、「腰痛はどこいってもなかなか治らないよ」と言われたとすれば、「あぁそうなのか。我慢するものなのか」と思ってしまいますよね?

こう考えると、いかに腰痛って「情報」で左右されるのかって話です。
誰しもなりうる痛みだからこそ、なのでしょうけど。

3.自分で何とかしようと考える人

先ほどまでお話していた話と、思い切り矛盾するように感じられるかもしれませんが(笑)
自分で対処しようと頑張ってしまう人も実は要注意です。

ネットや書籍を見て、「〇〇腰痛体操」「〇〇骨盤体操」など情報を取集し、自分でやってみる。

筋肉の名前を覚え、内臓の働きも把握する。

これは素晴らしいです!自分の身体を大事にして少しでも良くすることですから。良い事に決まっているんです。

ただこれも、やりすぎ要注意です。

意識すればするほど痛みが出やすくなる悪循環

腰痛が治るように・再発しないように意識すればするほど、意識は「腰の痛み」にフォーカスされます。

すると結果的に、痛みに敏感になり痛みが出やすくなってしまい、痛みが治りにくくなることにつながってしまうのです。

健康知識をため込み、実践すればするほど、皮肉にも痛みを感じやすくなってしまう可能性が高くなります。

腰痛は忘れるに限る!

頭の片隅に腰痛があるうちは、腰痛はなかなか治りません。
一番は「腰痛の存在を忘れること」です。

治療のケアも、腰痛であることを忘れることを目的に行うことです。

とりあえずこれだけやっておけばOK!

ここまで、腰痛がなかなか治らない人の特徴をご紹介してきました。
もちろん全て当てはまるわけではないことは言うまでもありませんが、先ほど3つに当てはまる人がとても多いのです。

では最後に、腰痛の際はとりあえずこれだけやっておきたい3つのことをご紹介します。

適度な運動

1つ目はよく言われるように、適度な運動です。
おすすめは「歩くこと」です。ランニングももちろん大事ですが、ウォーキングの方が取り組みやすいかと思います。

筋トレを行うとすれば、「お尻の筋トレ」をたくさん取り入れることをおすすめします。



水を多めに摂る

2つ目は日常生活で「水」を多く摂るということです。

水を意識して、2リットルは飲むことを心がけましょう。
私もそうですが、コーヒーやお茶で水分補給しているつもりになってしまいますが、かえって利尿作用によって水分不足になってしまうので、水を飲みましょう。

これ、なかなか意識して頑張らないと2リットル飲むことは難しいです。
水を十分に飲むことで、筋肉に潤いが生まれ、痛みが少なくなります。

https://trickshinkyuufujisawa.tokyo/2019/02/06/%E8%85%B0%E3%81%8C%E7%97%9B%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E5%8D%81%E5%88%86%E3%81%AB%E6%B0%B4%E9%A3%B2%E3%81%BE%E3%81%AD%E3%81%87%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A0/

「冷やす」ことを重点的に行ってみてください

3つ目は、「冷やす」ことを重点的に行ってみてほしいということです。

腰の痛みに対しては「冷やす」「温める」どちらが正しいのか悩むところです。
どちらも効果的ですが、「冷やす」ことを重点的行うことをおすすめします。

腰が痛む部位を冷やすことで、身体が温めようと血流を集め結果的に温かくなるのです。
水風呂から出た後、体温が上がるのと同じです。

冷やすことを意識してみてください。
ちなみに、ぎっくり腰(急な腰痛)に対しては冷やすこと一択です。

この3つを意識しておけばとりあえず大丈夫です。
ぜひ参考にしてみてください!

腰痛に対しては頑張りすぎず、自分で何とかしようとせず、適度に治療を受けながら、最低限のことを自分自身で行えば忘れる(治る)ことができますから!

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鍼灸師 藤澤優作

東京都小平市を拠点に出張施術を提供したり、オンラインでセルフケア方法をレクチャーさせて頂いております。このブログでは鍼灸に関する豆知識や施術の様子、肩こり腰痛の改善に役立つ情報を綴ります。 鍼灸師歴13年。格闘技選手・指導者でもあります。

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