ぎっくり腰の時は「温めるor冷やす」どちらが正解?

ぎっくり腰の時は「温めるor冷やす」どちらが正解?

人間は1日で約9000回「選択」をするそうです。

半袖か長袖か。ナイキかアディダスか。歩きかバスか。おにぎりかパンか。猪木か馬場か。新日本か全日本か(プロレス)、GiかNo-giか(柔術)、辛口か甘口か(カレー)…。

など確かに人生は選択の連続なのかもしれません。
そんな中でも一番多い、様々な選択に通じるのが「熱or冷」ではないでしょうか?

缶コーヒーはホットを買うべきかアイスを買うべきか…
うどんは温かいのが美味いか、冷やしが美味いか…
他人に対して熱く接するべきか、冷めた感じで突き放すのか…

などこの「熱or冷」は悩みの種、選択の種になりえるようです。

 

体重を落とすためには「サウナに入る?水風呂に入る?」

 

例えば、ダイエットを考えたとします。
一番手っ取り早いのがサウナに籠って汗を出すこと。サウナが苦手でなければ頑張れば数キロはすぐ落ちます(その数キロはただの水分で、水を飲めばすぐ戻りますが)

一方、その真逆の方法もあります。
水風呂にずっと浸かっているんです。冷たいのを我慢し水風呂に入っているとどうなるかというと、身体を温めようと熱を発するんです。結果的に脂肪が燃えてダイエットになるというわけです。
つまり、熱くしても冷ましても同じ結果を得られる。スピードに差はあってもどちらを選ぶことができるというわけです。

 

では、ぎっくり腰では「温めるor冷やす」どちらが正解?

 

ここから本題に入ろうと思います。施術中に「ぎっくり腰になったら温める?冷やす?どちらが正解なの?」という質問をよくされるのでお答えしようと思います。

ぎっくり腰になってしまったら応急処置としてどのように対処すればよいのでしょうか?

 

ぎっくり腰は「冷やす」が正解!マッサージもストレッチもNG

 

最初に答えをお伝えしようと思います。
ぎっくり腰では「冷やす」のが正解です。ぎっくり腰になってしまったらひたすら患部(痛めた部位)を冷やすことを心がけてください。


逆にぎっくり腰になった直後は温めないことが大切です。マッサージやストレッチも絶対にNGです。理由は後述します。

 

冷やす理由は「炎症」を押さえる必要があるため

 

ではなぜ冷やすのかと言うと、ぎっくり腰で生じた「炎症」を押さえる必要があるからです。

ぎっくり腰の特徴はこの炎症。肩こりや腰痛ではなかなかこういった炎症は生じないです。
何かにぶつけた際の怪我、捻挫などのようにぎっくり腰は炎症を伴っています。

この炎症を早く引きたいわけです。でないと痛みも引かないのです。
逆にいうと、一度なると歩けないほどの激痛に襲われるぎっくり腰も炎症さえ早く引かせることができれば早く痛みから解放されるというわけです。

 

冷やすことで、キュッと締めるイメージ

 

イメージとしては文字通り、炎が広がるところを冷たい水をかけて消火するというのが分かりやすいかなと思います。
しっかり冷やすことで炎症が早く引き、回復が早くなります。目安としては冷やしすぎなくらい冷やしましょう。

 

スポーツ現場での怪我の処置「RICE処置」

 

スポーツ現場での怪我の処置が参考になるのでご紹介します。

安静(Rest)、冷却(Icing)し、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の頭文字を取った「RICE処置」と呼ばれています。
スポーツ現場の怪我の処置では、怪我が早く治しプレーに復帰することが最重要視されています。特に「冷却」は徹底的に行います。それこそ凍傷になるんじゃないかと思うくらいガッチリ冷やすわけです。
また、格闘技の現場でもセコンド(試合に帯同するメンバー)は氷を用意するのが必須。
特に頭部にダメージを負ったら徹底的に氷で冷やすのが基本です。

スポーツの現場でもそうするように、日常生活に早く復帰するため、ぎっくり腰では徹底的に冷やすことが大切です。

 

温めてはいけない理由は「炎症が広がるから」

 

ということは、ぎっくり腰の際に温めてはいけない理由は「炎症が広がるから」です。
温めるということは「血行が良くなる」「身体がリラックスする」など様々な良い効果がありますが、ぎっくり腰の場合は例外です。
マッサージやストレッチがNGなのも同じ理由です。マッサージやストレッチをしてしまうと炎症の広がりに拍車が掛かってしまうというわけです。

 

ぎっくり腰で患部を冷やす際のポイント

 

ここまで、ぎっくり腰になったら冷やす理由を解説してきました。
ここから実際に冷やす際のポイントを解説します。

 

安全を確保しましょう

 

まず、ぎっくり腰になってしまったら安全な場所を確保しましょう。
通行人が来ない、倒れてくるものがない、車が来ない場所を確保しましょう。

 

仰向け、うつ伏せはキツイので、横向きに寝ましょう

 

腰の激痛です。仰向け、うつ伏せで寝るのはキツイので横向きに寝ることをおすすめします。
横向きなら立ち上がる際も少しでも楽に行えるでしょう。

 

コンビニの氷がおすすめ。できれば3つほど用意してほしいです

 

冷やす道具はコンビニで売っている氷がおすすめです。できれば3つほど用意してほしいです。
周りの家族や社員の方に買ってきていただき、このあとご紹介する冷やし方を試してみてください。

 

3箇所を冷やしましょう

 

氷を3つ用意していただいたら、次の3か所を冷やしてみてください。
「痛む箇所・足の内側・脇腹」に氷を当ててしっかり冷やすと効果があります。
痛む部位は腰なりお尻なり、一番痛む部位へ。足の内側は太ももの内側が良いです。
横向きに寝ているとしたら、両足で氷を挟むようにセットしましょう。
脇腹は冷やすと気持ちよいですし、効果も高いです。

痛む部位だけでなく、ぜひこの3箇所を冷やしてください。

 

しっかり冷やし、しっかり「治しましょう」

いかがでしたか?今回はぎっくり腰の際の応急処置をご紹介しました。
ぎっくり腰の際はひたすら冷やすことを心がけてください。

応急処置をした後は、ぜひぎっくり腰の治療を行ってくださいね。
ぎっくり腰が再発しやすいのは「しっかり治っていなかったから」で、炎症が引いたとしてもその下にある根っこの原因が解決されていないと再発、しかもよりによってタイミングが悪い「なぜ今…」と言う時にふたたび激痛が顔を覗かすことになります。

氷で冷やすのはあくまで応急処置。覚えておいてくださいね。

 

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